こんにちは、甘田です。
誰もいなくなった教室の中
何とも言いようのない大きな寂しさにおそわれました。
わかっていたことですが、
もう、あの子たちに授業をすることはない。
その現実がさっき急にズンと来ました。
そしてみんなが最後に書いた、今日の学習記録表のコメント
涙が止まりません、、、
不安もプレッシャーもある。
でも、胸を張って自分が頑張ってきたと言える確かな努力と
入試という大舞台で自分の力を思う存分出してやるぞ、という闘志
そして、自分ひとりで戦ってくる、という覚悟
彼らが今日最後に書いたのは、そういう、中身の詰まった強い言葉
みんな、受験勉強を通して強くなった。立派に成長してきた。
この子たちなら、きっとやってくれる。
英語が苦手で曜日と月と数字のプリントを5回も6回も再テストし続けたY君
どんな時でもこちらが話すことに一つ一つ大きくうなずくW君
私の椅子を高くしたり、トイレの後で手を洗って私のシャツで拭くいたずらっ子のIさん
プリント整理が下手で、カバンからぐしゃぐしゃのプリントがいつもはみ出ているH君
他の生徒や先生が帰った後、日付が変わっても残って勉強していたO君
仲良しの友達が公立を受けないことになっても、直前合宿に参加し今日まで頑張ってきたKさん
英語が全然できず、授業中に問題をする度に、困った顔で「助けて―!」と目で合図を送るMさん
3日前、「落ちる気しかせん」とぼろぼろ泣き出したけど、今日は元気に「頑張る!」と言ってくれたKさん
本当に本当に本当に、みんな、よく頑張ってきたね。
厳しい言葉をかけたこともあったけど、へこたれずによくついて来てくれたね。
大変だったけど、一緒に笑ったり、楽しいこともたくさんあったね。
そんなみんなの努力が、どうか実を結びますように。
入試の場で、プレッシャーに負けずに、精一杯自分の力を出せますように。
みんなに、素晴らしい春が来ますように。
君たちは、先生たちの誇りです。
ありがとう、ありがとう、ありがとう。