中間テストの意味
2016年 05月 20日
こんにちは!
この間の日曜日は、多くの中学校で体育祭が行われました。
そして、その次は、、、
中間テスト!今年最初の定期テストですね。
他中学より一足早く、筑山中学校が本日(5/20)中間テストです。
今週を振り返ってみると、筑山生たちはどの学年も取り組み方が良かったですね~
他中生たちが運動会の代休を楽しむ間も、早くから塾に来て課題に取り組み、
塾からの課題の「でるもん」(定期テスト対策用教科書準拠問題集)も
提出期限にはサッとそろい、
授業の後も塾に残って頑張ってる子が結構いました。
初めての中間テストを迎える中1生は、生徒によって様々で、、、
やることが全部終わって、あと何をしたらいいかわからないという子もいれば
テスト前日なのに、塾に来るなりハリーポッター読み出す子も
(テスト終わってからにしようね、とすぐ言いましたが)
先週授業の中で、全員にテストに向けての勉強のやり方は説明したのですが
まだ、どんなものか正直ピンと来てないという感じですね。
英語では、ピリオド忘れなどで点を落とさないよう、あれこれ注意点を言いました。
筑山生のみんな、頑張った成果を本番でしっかり出せたかな?
さてさて、というわけで今回のブログは中学校の定期テストについてです。
定期テストは、通知表のためや入試のためという側面もありますが、
子どもの勉強への取り組み方を向上させ、勉強に前向きにさせるチャンスです。
入試など実力が求められるテストに比べると、
①全体が見渡せる程度に範囲が限られている。
②比較的、暗記することが点数に結びつきやすい。
③ワークや対策プリントなど、やるべきことが明確で取り組みやすい。
などの性質上、頑張ったことが成果に表れやすいと言えます。
特に勉強が苦手だったり、勉強へのマイナスイメージが強い子にとっては、
努力して点数が上がることで、
「自分もやればできるんだ」
「勉強はきついけど、努力して結果が出るのは気分がいい」
「もっとやったら、もっと上がるかも」
「今回うまくいかなかったものを、今度はやり方を変えてやろう」
と、その後に好影響を与える気持ちを次につなげ、だんだん自分で勉強に取り組み、
やり方もうまくなっていくのです。
一方、定期テストに比べて、高校入試問題は以下のような性質を持っています。
①範囲は中学全課程(当然小学生内容も)で、短期間で学習を終わらせられない。
②暗記のみで取れる問題よりも、知識を使い応用・表現する問題が増加の傾向に。
③様々な学習が必要で、時期やレベルに応じた学習内容を自分で考えるのは難しい。
定期テストと違い、求められるものが高く、対策も難しいことがわかりますね。
そうした勉強へ向かえるようになるには、中1・中2の間に、何度ものテストでの
成功・失敗を重ね勉強の強いチカラとココロを磨いていかなければなりません。
そういった努力を経て、入試というテストに向けた勉強力を養うわけです。
ですから、定期テストの結果が出たら、良い点数は当然褒めてあげることですが、
点数だけでなく、どういう取り組みが良かったかという点も評価したいですね。
早めに勉強を始められた、テスト前はテレビやゲームを我慢して取り組めた、
覚えることをうまく整理できた、計画通りできた、時間の使い方がうまかった、などなど、、、
また、点数が良くなかった場合も、点数やテスト当日のこと(時間が足りなかった・計算ミスのせいだった)より、テストまでの取り組みの何が良くなかったか、またはどうするべきだったかを考えさせておくことが大切です。
そうすれば子どもたちの良い取り組みは定着し、悪い部分は修正されていきます。
そうして、少しずつ勉強が上手になっていくわけです。
いわゆる「勉強の仕方」というのも、こうやって段々身につけるもので、
何かコツがあって、それを習えばすぐに上手になるわけではありません。
もちろんできるだけ良い点を取るために我々は全力を尽くしますが、
中1中2の間は、勉強力をつける過程として定期テストを見ていく視点も持ち、
まずはテストに全力で取り組ませる。
テスト後は振り返り、自分の足りないところを考え、改善させていく。
そんな風に定期テストを捉え、利用していくとよいと思います。
来週は筑紫野中・二日市中・天拝中・太宰府東中です!ファイト!!
※来週の対策授業予定は、中3は昨日配布、中1中2は本日配布します。
最近椅子に座ると太股がキツく感じる甘田でした。しばらく、いもけんぴ我慢!